のれんはお店の名前を掲げたり、店のおすすめ商品を
アピールするためのものです。
ですので、必然的にお客様の目につきやすいところに
置くことになります。
店の入り口など低い場所にのれんを設置する場合は、
お客様が実際に手で払って入ったり、そのまま頭を少し下げて
潜って店に入ることになります。
また、お店に入店するお客様だけでなく、店の前を通った
お客様の目に入る機会があります。
このようにのれんは多くの方の目に止まるだけでなく、
手で触ったり、頭や頬などいろんな箇所で触れる機会のある布です。
そのため、お店のPRに効果的に使うためにはお客様にいい印象を
持たれるようにデザインや風合いにこだわって制作したいところです。
お店を印象付けるためには文字のフォントなどといった
デザインに気を使うことも大切ですが、良い生地を選ぶことも
素敵なのれんを作るためのポイントです。
のれんに使用できる布にはたくさんの種類があります。
手触りもざらつきのあるものやでこぼこしたもの、
逆にサラサラした生地もあります。
このような生地の性質は生地のカタログやネットの画面では
わかりづらく、イメージ通りの製品を作る障害になります。
また、のれんは外にかけることも多いため、実際にかける場所の
日当たりなどによって色のイメージが変化します。
理想の商品を手に入れるためにも
生地選びの際には生地見本で
生地の風合いを確かめ、実際に
かける場所での色合いを確認した上で
決めるのが良いでしょう。
しかしながら、業者の中には
生地見本が有料の会社も少なくありません。
見本が有料になると、複数の生地を比較するのにもコストがかかり、
つい生地見本の種類を少なくして費用を抑えようとしてしまいます。
ですが、理想の色・質感を追求するためにも色々な生地を
比較した方が良いのは確かです。
生地のわずかな違いを比較したい方や、生地に迷っている方などは
無料で生地見本を提供してもらえる業者を選ぶのも1つの方法です。