火事に見舞われても延焼を防ぐ

防炎のれんに使用されているツイードは公益財団法人日本防炎協会が定めた厳しい基準をクリアしており、万が一火事に見舞われても延焼を防ぐことができます。

 

申請を受理された製品のみが消防庁長官から登録表示者として登録され、ラベルを縫い付けて販売することが許可されます。そのラベルには上部に消防庁登録番号、中央に赤い字で防炎のロゴ、下部には同法人の名称が表記されており、確かな製品であることを証明しています。

 

イロハのイからヘまでの6つのランク付けがされていますが、防炎のれんに使用されているツイードは最高ランクのイに分類され、「水洗い洗濯及びドライクリーニングについて基準に適合するもの」となります。

 

一般的な防炎のれんに使用する素材は洗濯をすることで効果が損なわれることがありますが、防炎のれん用の特殊加工が施されているツイードなら洗濯どころかドライクリーニングをしてもその効果を保ち続けられるので、雨に濡れたり汚れてしまう可能性のある屋外での使用に向いています。

 

常に清潔に使用できるだけではなく、万が一火事が発生した場合でも延焼を防ぐことから、どこに設置しても安心できるのに加えて、お店や商品を記載して立てるのは縁起が良いとされています。

安全性を持ちながらも素材としても優秀

従来型の防炎効果を持つ場合はその機能と素材の質がトレードオフとなり、インクの定着がしにくく印刷品質に
制限があったり、洗濯をすれば色落ちをするだけではなく効果が薄れてしまうケースも少なくありませんでした。

 

そんな中で登場した防炎綿風の新素材では、ポリエステル100%の生地に特殊加工を施したものでありながらも、
まるで綿のような風合いを出すことに成功しました。太い糸を使用して密度を高くして織り込んで作られた綿の
生地のように、繊細かつ高級感溢れる質感が魅力です。

 

印刷を行う際も綿と同じように取り扱うことが可能で、インクが裏移りしにくく原稿が意図した通りの出力ができます。綿の表面のようなザラザラした質感は印刷された文字やイラストなどにアクセントを与えて、見る者にインパクトを与えます。

そんな綿のような特性を持ちつつも素材はポリエステル100%であることから軽量で、のれんとして使用すれば風に吹かれると大きく揺れて道行く人々の関心を引き、絶大な宣伝効果を発揮します。しかも防炎効果があるとなれば防災意識が高まるのと同時に、そのような素材を使用したのれんを採用しているお店に対する好感度も上がり集客率のアップも期待できます。

暖簾と言えば日本古来からある伝統の製品であり、当初は寒さを防ぐためのものだったと伝えられています。

現代においては部屋の境目に設置して目隠しにしたり、装飾を目的としたりなどさまざまな用途で用いられ
ています。

加えて暖簾を窓辺に吊るすことで、日除けアイテムとしても利用できるのが魅力の1つです。
厚手のものはもちろん、一見薄手で遮光性が低そうに見える生地であっても日差し対策になります。

年々温暖化が進み、夏の暑さが厳しくなりつつある中でこういった日除け対策は非常に有効です。
日によって温められたガラスの熱が、室内に入ることで空調の効き目が悪くなります。

しかし日差しを暖簾によってカットすることにより、部屋の温度が上昇するのを防げるという訳です。
同様に飾りとしての役割を果たすタペストリーも日差しをカットして、夏の室温上昇を抑えることが
できます。

さらに日差し対策に暖簾を使うメリットとして挙げられるのが、お部屋が華やかになるという点です。
お気に入りの柄・素材のものを窓辺や部屋に吊るせば、空調の効率を上げられるだけでなくインテリアの
効果も高くなります。家具やお部屋のテイストとマッチした、お気に入りのものを見つけましょう。

直射日光を避ける日よけのれん

 

綿の生地を使った暖簾を使えばお部屋が柔らかい印象に

暖簾の生地には多種多様な素材が用いられており、その種類によって印象はさまざまです。

使われている素材は綿・麻といった天然素材、ポリエステルをはじめとした化学繊維の2つに大別されます。
質感が良く、見た目や肌触りが好まれるのは天然素材が多い傾向にあります。

同じ天然素材でも綿素材は、麻よりも柔らかな印象でありなおかつきめが細かいです。
ひとくちに綿といっても実に多彩な種類が存在しており、一般的な材である天竺や横向きに筋が通って
光沢のあるシャンタン、綾織にされた生地である葛城や厚手の舞布など枚挙に暇がありません。

のれん綿素材

 

その上、柄や色味も合わせれば本当に膨大な選択肢があると言えます。
ぜひ実店舗に出かけて、実際に手に取ってみながらそのルックスや質感、
肌触りなどを確認しつつ選ぶと良いでしょう。

そんな綿素材を生地にした暖簾を、間仕切りに使用することでお部屋の印象を
柔らかくすることが可能です。

 

和の柄にすれば、ほっと落ち着く雰囲気を空間に演出することができます。もちろん色味も藍色や深緑など
ダークカラーにすることでリラックスした空間に、寝室やリビングに薄紫や水色・アイボリーホワイトなど
淡い色のものを垂らせば目に優しく癒しの空間に変身します。

のれんはお店の名前を掲げたり、店のおすすめ商品を
アピールするためのものです。

ですので、必然的にお客様の目につきやすいところに
置くことになります。

店の入り口など低い場所にのれんを設置する場合は、
お客様が実際に手で払って入ったり、そのまま頭を少し下げて
潜って店に入ることになります。

また、お店に入店するお客様だけでなく、店の前を通った
お客様の目に入る機会があります。

このようにのれんは多くの方の目に止まるだけでなく、
手で触ったり、頭や頬などいろんな箇所で触れる機会のある布です。

そのため、お店のPRに効果的に使うためにはお客様にいい印象を
持たれるようにデザインや風合いにこだわって制作したいところです。

お店を印象付けるためには文字のフォントなどといった
デザインに気を使うことも大切ですが、良い生地を選ぶことも
素敵なのれんを作るためのポイントです。生地見本

のれんに使用できる布にはたくさんの種類があります。

手触りもざらつきのあるものやでこぼこしたもの、
逆にサラサラした生地もあります。

このような生地の性質は生地のカタログやネットの画面では
わかりづらく、イメージ通りの製品を作る障害になります。

また、のれんは外にかけることも多いため、実際にかける場所の
日当たりなどによって色のイメージが変化します。

実物理想の商品を手に入れるためにも
生地選びの際には生地見本で
生地の風合いを確かめ、実際に
かける場所での色合いを確認した上で
決めるのが良いでしょう。

しかしながら、業者の中には
生地見本が有料の会社も少なくありません。

見本が有料になると、複数の生地を比較するのにもコストがかかり、
つい生地見本の種類を少なくして費用を抑えようとしてしまいます。

ですが、理想の色・質感を追求するためにも色々な生地を
比較した方が良いのは確かです。

生地のわずかな違いを比較したい方や、生地に迷っている方などは
無料で生地見本を提供してもらえる業者を選ぶのも1つの方法です。