環境に配慮することで店自身の印象も

SDGsを考える人が増えてきているなら、のれんにもSDGsの波が来ています。環境にやさしいペットボトル再生
繊維を使用した物を製作することを2021年9月24日から京都のれん株式会社で開始していますが、環境に配慮していることを明言したい企業を中心に注文が増えてきました。

京都のれんではペットボトルリサイクル素材を90パーセント使用しているため、プラスチックごみによる海洋汚染問題を解決できる糸口になるのではないかと期待されています。

ペットボトルを再生する方法には複数存在しており、シャンプーなどの詰め替え用容器になっていることが多いですが、繊維化してのれんで
使用することにより、大量のプラスチックに新たな道筋をつけたことはメリットです。ペットボトルなどのごみは道端にポイ捨てされることが多く、雨が降ると河川などに流れて海までたどり着き、海洋生物が食べてしまうトラブルが頻発しています。

海洋生物の中には人間の食卓に上がるものもあるため、海洋汚染を解決することは自分たちの食卓の問題を解決することにつながるといっても過言ではありません。京都のれん株式会社が提供しているのれんを企業が利用することで、SDGsに協力していると消費者へ印象付けることができます。

京都のれんが作るSDGsのれん

店自体がプラごみ削減に協力を

そのためには少しずつ環境への配慮を油断なく実行することが重要です。普段
使用している布地にもペットボトル再生繊維を使用することで、海洋問題解決につながるといわれています。
店にとって看板よりも柔らかいイメージで、さらに店の印象や格付けに大きく
影響するアイテムがのれんです。使用する店としない店では印象が大きく異なります。使用している店の中には、サステナハンプを使って作られたものをかけているところもあることを知っていますか。

サステナハンプとはペットボトル再生ポリエステル繊維90パーセントを使用して作られたもので、京都のれんで
販売しています。オリジナルオーダーメイドで製作している会社だけあって、プラスチックごみをできるだけ何とかしたいと考え、実行に移してきました。

風呂敷などで以前からペットボトル再生繊維を使用してきましたが、のれんにも使用できると判断したため、2021年から販売しています。店の顔にSDGsに配慮している素材を使ったものを使うことで、店がある程度SDGsに配慮していることを明言できるのが特徴です。プラスチックごみは河川のごみを回収したときに最も多い物で、再生繊維化することでごみを減らすことができれば、その分海への負担が減ることを理解している企業に、おすすめできるアイテムといえます。